企業内での新入社員教育
企業の社会に対する責務は継続です。健全な経営を行い、税金を納め、人を育てる、そのことが企業を継続する基本的な概念になります。企業は常に社員を育て、成長を促す役割を担っています。人材を育てることも社会貢献の一つです。とりわけ、新入社員に対する教育は、非常に重要な意味を持ちます。これから社会を支える人材の人格形成に大きな影響を与えるためです。
学生から社会人になると、生活も世間からの見方も大きく変わります。学生時代には許されていたことが、社会・企業では許されなくなることがとても多くなります。社会的責任も増し、行動の一つ一つに意味を問われます。そしてその人材を雇用し、活用し、利益を生み出している企業にも、人材を育てる責任があります。一人の人間として、責任ある社会人としての教育を行うことは、企業の責務です。新入社員教育がその人の人生を決めるといっても過言ではありません。良い人材を育てられるか、企業も試されています。
高度経済成長期やバブル期の企業は利益優先主義でした。それで良い時代でもありました。現在、企業に求められているものは大きく変化しました。それは「クリーンさ」です。企業の腐敗は人から生まれます。クリーンな企業を目指す以上、クリーンな人材を育てることは当然のことです。企業経営者はそのことを忘れてはいけません。